娘に伝えておきたいこと
お父さんは少し歳を重ねてきた経験から、多分こうすれば上手くいくのではないか、と感じることが多少あって、出来れば〇〇に伝えておきたいなぁ、と思っている事があるんだ
でもこっちの都合だけで話を聞かせようとしたって上手くいかないだろうし、タイミングだってあるだろうから、いつの日か「父親は何を考えて生きていたのだろうか」なんてもし思う時があれば読んでもらえると嬉しいなぁ、そんな気持ちで書いています
その伝えたいことの一つに”健康”があるんだ
それと向き合う仕事をしているせいもあるし、まだまだやりたい事もあって時間が必要なためでもあるのだけれど
「どうすれば少しでも長く元気でいられるか」
ずっとこの事を考えてきて一応お父さんなりの仮説を持って生きているんだ
お酒を飲み過ぎない
タバコを吸わない
太り過ぎない
などの科学的に分かっている事も一応気を付けてはいるけど、それに加えてもう一つ意識している事があるんだ
それは
「体と対話する」
ということ
毎日少しでも時間を取ってそれを実行するよう意識しているんだ
どういうことかと言うと
体の中で起きていることに意識を向ける
今風に言えばマインドフルネスと言ってもいいのかもしれないけど
静かに目を閉じて身体の中の一つ一つの働きを想像して感じようとする
心臓や肺や肝臓などがどんな風に機能してくれているか
できれば生物の教科書みたいなものを読んで少し人間の体の事を勉強した方がイメージしやすいのだろうけど、人体の働きを理解すればするほど、精巧でもう奇跡とも言えるくらいのその仕組みに畏敬の念さえ覚えてしまう
例えば菌やウイルスなどから体を守ってくれる免疫システムが備わっているんだけど、何かあれば速やかに反応を起こして仲間の細胞を呼び寄せたり、必要なタンパク質をつくったりして鮮やかな連携を見せながらそれぞれの細胞が機能を発揮する。そして一度出会った敵はちゃんと記憶しておいて再度体に侵入してきた際はより速やかな反応を示す
他に言えば、止血機能、筋の収縮、神経の伝達、ホルモンの調節、腎臓の血液浄化作用、細胞の呼吸、タンパク質の合成、遺伝子の複製、そのエラーの修正、など
挙げれば切りがないけど、その一つ一つ本当に凄まじい事が日夜休まる事なく当たり前のように体の中で行われているんだよね。そのどれ一つでも機能が欠けるといかに大変かという事からもその大切さが分かるんだ
それを日々ちゃんと認識し、そして感謝する
そうしているとその働きが長く維持されやすくなる
きっとそうなんじゃないかなぁ、とお父さんは信じているんだ
怪しい話に聞こえるかもしれないけど
会社に例えるなら
一人一人の社員がそれぞれ誰が欠けても困るような大切な仕事を一生懸命してくれている
誰からも見向きもされなくても基本みんな真面目に働いてくれるけど、それでもやはり会社の社長がちゃんと自分の仕事の大切さを認識してくれていて、ことある毎に労いの言葉でもかけてもらえたら、そうされなかった時に比べ、やっぱりその社員は長くその会社に残って貢献してくれる可能性が高くなる
そんな感じと同じかなぁと思う
あるいはメンタルリハーサルみたいなものでアスリートが本番で上手くいくイメージをすれば体現しやすくなるのと同じで、体の一つ一つの組織がちゃんと機能していることを想像すると、無意識あるいはその類の影響で実際そのように働いてくれやすくなる
まあこれは科学的根拠のへったくれもないのだけど
でも現在の科学で分かっている以上に心と体は密接に結びついていると思っていて、世の中には科学で証明されていなくても大切なことがある、って個人的には信じているんだ
こんな事を言ったって所詮「個人的な感想です」って領域を出ないんだけれども、お父さんは下手したら少なくともここ10年くらいはチェックアップ以外で病院を受診した記憶がないし、体調が悪くて困ることが、たまの二日酔いを除いては、ほぼ無いんだよね
まだ比較的若いこともあるし、たまたまと言えばそうなのかもしれないけど、5分でも10分でも日々時間を取って行なっているその作業が無関係ではないと真面目に思っているんだ
要するに
人は健康を失ってみて初めてその有り難みを認識したりしがちだけど、日頃からそれを意識して感謝することを習慣づけていれば失われにくくなるんじゃないか
というお父さんの仮説
今それを実験中なんだよね
なんて言って〇〇がもしこれを読んでくれる頃には既にポックリいってたりしたら「全然でたらめじゃねえか」って多いに笑ってもらってかまいません